けいおん! SS
2015年02月22日
1 : 名無しさん@おーぷん :2014/11/09(日)15:50:10 ID:IObcQwpHH
「それであなたはどこの部活に入部をするか、まだ決めていないのね?」と
和はいくぶん批難するような口調で言った。でもそれは、別段おかしなことではない。
彼女は僕の相手をするときは、いつも同じような口調で話しかけてくるのだ。
僕はうなずく。
それから手に握ったボールペンの先で、何かの『しるし』みたいに三度ほど机を叩いてみせた。
和は僕のペン先をじっと見つめると、またため息をついてから口を開いた。
「学校が始まってから、二週間も経っているというのに」
「そのとおり」と僕は言った。「でも実際のところ、どこの部活もあまり魅力的には思えないんだ。
運動はもともと得意じゃないし、文化系のクラブも名称と活動内容との間に乖離を感じることが多い」
和はいくぶん批難するような口調で言った。でもそれは、別段おかしなことではない。
彼女は僕の相手をするときは、いつも同じような口調で話しかけてくるのだ。
僕はうなずく。
それから手に握ったボールペンの先で、何かの『しるし』みたいに三度ほど机を叩いてみせた。
和は僕のペン先をじっと見つめると、またため息をついてから口を開いた。
「学校が始まってから、二週間も経っているというのに」
「そのとおり」と僕は言った。「でも実際のところ、どこの部活もあまり魅力的には思えないんだ。
運動はもともと得意じゃないし、文化系のクラブも名称と活動内容との間に乖離を感じることが多い」
「けいおん」著:村上春樹
2015年01月18日
1 : 以前書いたものの加筆修正です [saga]:2015/01/15(木) 22:27:45.30 ID:Y0jxl3IJ0
なぁ、律。覚えてる?
私は、覚えてるよ。
………
…………
「なあ、律」
「なんだ?澪」
「私たちもさあ…いつか恋人ができたり、結婚したりするのかな?」
「…なんだよ、急に」
「いや…なんか不安になるじゃないか。一生ひとりだったらさみしいなー…とか」
「大丈夫だろ、ほとんどの人が結婚できてるんだから」
「でも…」
「それに澪なら選びたい放題だろ。モテてたんじゃん、中学の時」
「自分の好きな人と恋人になれなきゃ意味ないだろ」
「…ま、そりゃそうだな」
「そうだよ。好きな人とじゃなきゃヤダよ」
「ん?待てよ。てことは…
…自分が好きになった相手も自分のこと好きじゃなきゃダメってことか?」
「…うん」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421328455
私は、覚えてるよ。
………
…………
「なあ、律」
「なんだ?澪」
「私たちもさあ…いつか恋人ができたり、結婚したりするのかな?」
「…なんだよ、急に」
「いや…なんか不安になるじゃないか。一生ひとりだったらさみしいなー…とか」
「大丈夫だろ、ほとんどの人が結婚できてるんだから」
「でも…」
「それに澪なら選びたい放題だろ。モテてたんじゃん、中学の時」
「自分の好きな人と恋人になれなきゃ意味ないだろ」
「…ま、そりゃそうだな」
「そうだよ。好きな人とじゃなきゃヤダよ」
「ん?待てよ。てことは…
…自分が好きになった相手も自分のこと好きじゃなきゃダメってことか?」
「…うん」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421328455
澪「ずっと、あなたが好きだった。」
2014年09月20日
1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/03/24(日) 20:19:37 ID:b1DIcfSU
おんがくしつゥ!
唯「どうしちゃったの!?澪ちゃん!」
梓「澪センパイ…」
律「辞めるなんて…嘘だよな?」
MIO 「嘘ではないッ!」バッ!…ガシッ!
律「お、おいおい…そんなに強く肩掴んだらい…痛いじゃん…」アセアセ…
MIO 「律…私の覚悟を疑うというのなら…こうだ!」ガバッ!…チュッ☆
律「ん!?…んむぅ~…///」ジタバタ…
紬「まぁ…///」ウットリ…
梓「澪センパイが…律センパイの唇を…///」
純「さっすが澪センパイ!私達にできないことを平然とやってのける!…そこにシビれる!憧れるゥ!」
唯「どうしちゃったの!?澪ちゃん!」
梓「澪センパイ…」
律「辞めるなんて…嘘だよな?」
MIO 「嘘ではないッ!」バッ!…ガシッ!
律「お、おいおい…そんなに強く肩掴んだらい…痛いじゃん…」アセアセ…
MIO 「律…私の覚悟を疑うというのなら…こうだ!」ガバッ!…チュッ☆
律「ん!?…んむぅ~…///」ジタバタ…
紬「まぁ…///」ウットリ…
梓「澪センパイが…律センパイの唇を…///」
純「さっすが澪センパイ!私達にできないことを平然とやってのける!…そこにシビれる!憧れるゥ!」
MIO「私は軽音部を辞めるぞ律ゥーッ!」律「澪!?」
2014年05月29日
1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/29(木) 11:48:48.40 ID:MbhTt/T+o
唯「お、いいね~」
律「梓は本当に牛丼好きだよなー」
梓「はい、大好物なんですっ!」
澪「それじゃあお昼だし、みんなで行こうか」
紬「みんなで牛丼屋さん。楽しみね♪」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401331727
律「梓は本当に牛丼好きだよなー」
梓「はい、大好物なんですっ!」
澪「それじゃあお昼だし、みんなで行こうか」
紬「みんなで牛丼屋さん。楽しみね♪」
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あずにゃん「皆さん!今日は牛丼食べに行きませんか?」
2014年05月09日
1 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/27(日) 20:04:53.17 ID:Yv6l4agt0
――― 部室・夕方
さわこ「みんな~、とってもびっくりなニュースよー」
唯「どうしたの?さわちゃん??」
律「おっ!?ついに私たちの活躍が認められてメジャーデビューか~」
澪「もう…そんな訳ないだろ。いったいどんなニュースなんですか?」
さわ子「実は明日、転校生がやってくるのですッ!!」エッヘン
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359284693
さわこ「みんな~、とってもびっくりなニュースよー」
唯「どうしたの?さわちゃん??」
律「おっ!?ついに私たちの活躍が認められてメジャーデビューか~」
澪「もう…そんな訳ないだろ。いったいどんなニュースなんですか?」
さわ子「実は明日、転校生がやってくるのですッ!!」エッヘン
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359284693
梓「むったん…小さいのに響くんだもんね」
2014年04月28日
2 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/04/05(土) 18:29:01.61 ID:DzAh4qYu0
全国大会決勝前
居酒屋タカミ
ガラガラッ
晴絵「すいません、遅くなりました!」
トシ「そんな焦らなくたっていいよ」ニコッ
郁乃「赤土さんこんばんは〜」ニコニコ
雅枝「ほら晴絵ちゃん、こっちに座り!」
晴絵「赤阪さんに愛宕さんお久しぶりです」スッ
トシ「じゃあ皆揃った事だし、始めるとするかね?」
郁乃「熊倉会の開始や〜!」ニコニコ
居酒屋タカミ
ガラガラッ
晴絵「すいません、遅くなりました!」
トシ「そんな焦らなくたっていいよ」ニコッ
郁乃「赤土さんこんばんは〜」ニコニコ
雅枝「ほら晴絵ちゃん、こっちに座り!」
晴絵「赤阪さんに愛宕さんお久しぶりです」スッ
トシ「じゃあ皆揃った事だし、始めるとするかね?」
郁乃「熊倉会の開始や〜!」ニコニコ
晴絵「監督同士の飲み会行ってくる!」
2014年03月02日
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/02(金) 01:04:24.94 ID:nlIbLbnO0
澪「お前、何回リズム乱せば気が済むんだボケ」
律「うるせーな、これが私のやり方じゃドアホ」
澪「やり方ちげーだろコラ。どうせ余所見しながらやってただけだろカス」
律「余所見ちげーし。ちゃんと前見てたわマヌケ」
澪「前見てたって……前は私の背中だろうがクズ。背中じゃなくてドラムと楽譜見んかい」
律「うるせぇな。綺麗なお前の黒髪の後ろ姿に思わず見とれたんだから仕方ねぇだろトンチンカン」
澪「ふざけろよテメェ。それ言ったらドラム叩いてる時のお前はエネルギッシュで元気に溢れてて凄く格好いいぞコノヤロー」
律「ありがとよメルヘンお花畑野郎」
澪「どういたしましてデコ助野郎」
唯「素直じゃないねあの二人も」
梓「それ以前に何か言うべきことがあると思います」
紬「わかるそれめっちゃわかる。でも何のことかムギちゃんわかりません」
律「うるせーな、これが私のやり方じゃドアホ」
澪「やり方ちげーだろコラ。どうせ余所見しながらやってただけだろカス」
律「余所見ちげーし。ちゃんと前見てたわマヌケ」
澪「前見てたって……前は私の背中だろうがクズ。背中じゃなくてドラムと楽譜見んかい」
律「うるせぇな。綺麗なお前の黒髪の後ろ姿に思わず見とれたんだから仕方ねぇだろトンチンカン」
澪「ふざけろよテメェ。それ言ったらドラム叩いてる時のお前はエネルギッシュで元気に溢れてて凄く格好いいぞコノヤロー」
律「ありがとよメルヘンお花畑野郎」
澪「どういたしましてデコ助野郎」
唯「素直じゃないねあの二人も」
梓「それ以前に何か言うべきことがあると思います」
紬「わかるそれめっちゃわかる。でも何のことかムギちゃんわかりません」
澪「おい田井中コラ」律「なんだ秋山コラ」
2014年01月16日
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/01/16(木) 00:01:37.12 ID:rJAVSuWF0
紬「ふ~ん♪」
紬「ふっふふふ~ん♪」
紬「ふっふっふっ♪ ふふふ~ん♪」
紬「ふ~ん♪ ふふふふ~♪」
紬「ふ~~~む・・・」
菫「大きなため息」
紬「あ、菫、いたんだ」
菫「うん。ずっと前からいたよ」
紬「ごめんなさい。気づかなくて」
菫「ううん、いいよ、お姉ちゃん。それで、新しい曲でも考えてたの?」
紬「ええ、でもなかなかいいメロディーが出てこなくて・・・」
紬「・・・そうだ! ちょっと出かけようかしら」
紬「ふっふふふ~ん♪」
紬「ふっふっふっ♪ ふふふ~ん♪」
紬「ふ~ん♪ ふふふふ~♪」
紬「ふ~~~む・・・」
菫「大きなため息」
紬「あ、菫、いたんだ」
菫「うん。ずっと前からいたよ」
紬「ごめんなさい。気づかなくて」
菫「ううん、いいよ、お姉ちゃん。それで、新しい曲でも考えてたの?」
紬「ええ、でもなかなかいいメロディーが出てこなくて・・・」
紬「・・・そうだ! ちょっと出かけようかしら」
紬・澪「雪見大福コンビ?」
2013年08月22日
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/08/21(水) 20:29:17.27 ID:pPF7v43h0
律(7月2日、ムギの誕生日)
律(私達は部室でムギの誕生パーティーをやったんだ)
律(ムギのやつは大はしゃぎで・・・あ、唯のほうがはしゃいでたかもしれないけど)
律(澪もみんなを宥める側にまわってたけど、実はかなりはしゃいでたと思う。多分梓も)
律(そんな中、私だけははしゃげなかった)
律(・・・)
律(パーティーの片付けが終わったあと、少し残るようにムギに頼んだ)
律(それから私はムギに告白した)
律(好きだ、って)
律(私達は部室でムギの誕生パーティーをやったんだ)
律(ムギのやつは大はしゃぎで・・・あ、唯のほうがはしゃいでたかもしれないけど)
律(澪もみんなを宥める側にまわってたけど、実はかなりはしゃいでたと思う。多分梓も)
律(そんな中、私だけははしゃげなかった)
律(・・・)
律(パーティーの片付けが終わったあと、少し残るようにムギに頼んだ)
律(それから私はムギに告白した)
律(好きだ、って)
律「さぷらいずむぎ」
2013年06月11日
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/06/06(木) 23:01:26.04 ID:xHQnMHoo0
律「中野さんが入ってくれたおかげで、私達も部に復帰だな」
梓「えっ」
澪「もしかして知らなかった? 私たちは今まで同好会だったんだ」
律「うんうん。4人集まらなくてなあ……」
梓「そうでしたか……」
律「あぁ、これで申請書生活ともおさらばだ」
梓「申請書?」
澪「あぁ、同好会は申請書を提出しないと教室を使わせてもらえないんだ。
律「それも昨日までの話! 今日からここが私たちの部室だ!」
澪「あぁ、これから基本自由にこの部屋を使っていいらしい」
梓「なるほど……それでいつもはどんな練習をしてるんですか?」
梓「えっ」
澪「もしかして知らなかった? 私たちは今まで同好会だったんだ」
律「うんうん。4人集まらなくてなあ……」
梓「そうでしたか……」
律「あぁ、これで申請書生活ともおさらばだ」
梓「申請書?」
澪「あぁ、同好会は申請書を提出しないと教室を使わせてもらえないんだ。
律「それも昨日までの話! 今日からここが私たちの部室だ!」
澪「あぁ、これから基本自由にこの部屋を使っていいらしい」
梓「なるほど……それでいつもはどんな練習をしてるんですか?」
梓「憧憬」