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親の立場で考えてみよう! 
公共の場で子どもがギャン泣きしたら、どう対応するのが正解?


道端や公共の場所で子どもが大声をあげたり、泣き声をあげたりする風景。
よく見かけますよね。

もし自分があの子どもの親の立場だったら……と考えた場合、一体どうするのが正解なのでしょうか? 

働く女性に、子どもが駄々をこねたときにどう対応するのが正解だと思うか、聞いてみました。


■「コラ!」としかって、身を持ってダメなことをわからせる

・「子どもが駄々をこねたら、言うことを聞いてくれると覚えてしまうとマズイので怒る。わがままを言っても、すべてが叶うわけではないことを身を持って体験しておく必要がある」(27歳/機械・精密機器/技術職)


・「怒る。静かにしなさいと言う。最近、子どもが外で騒いでいても注意しない親が多くて嫌」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)


ただでさえうるさく泣きわめいているのに、親まで大声をあげると……と悩みがちですが、「コラ!」と言われることでわかることもありますよね。
やりすぎは禁物ですが、ピリッとしかることも時には大事かもしれません。



■なぜ無理なのか、しっかり理由を説明する

・「まずは子どもが何をどうしたいのかを話して、無理なものは無理ときちんと説明をする」(30歳/金融・証券/事務系専門職)


・「子どもでも、ちゃんと諭すとわかってくれると思います。怒ったって原因が何かわからないと解決できないし、親が悪い場合だってあるだろうし」(24歳/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)


・「なんでダメなのか、その場では本人が理解できなくても言っておくべき」(24歳/医療・福祉/事務系専門職)


子どもだってひとりの人間であることは変わらない。
まずはしっかり説明して、言うべきことはきちんと伝える姿勢が大事ですよね。



■ご機嫌を直してもらうために、やさしい言葉で諭す

・「諭す。気持ちを切り替えられるように、話す」(27歳/学校・教育関連/専門職)


・「駄々をこねている原因にもよりますが、怒らないでやさしく話したほうが子どもも落ち着くから諭します」(28歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)


・「怒ると泣くし、放置するとまわりに迷惑がかかるので、きちんと話をする」(28歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)


駄々をこねている子どもにきつくしかると泣くし、放っておくとさらに手に負えなくなったりするもの。
まずは事態を沈静化させるために、やさしく声をかけるのも効果的かもしれません。



■これもひとつの向き合い方?放置する

・「何を言っても聞かないということを態度で示す」(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)


・「子どもが泣きつかれて、静かになるまで待つ」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)


・「放置する。駄々をこねさせないと子どもも納得しないから」(31歳/生保・損保/事務系専門職)


思う存分泣かせて、駄々をこねさせて、それでも「人生は思うようにいかないことがある」とわからせることも大事かもしれませんね。
周囲に迷惑がかかってしまうところが難点ですが……。



■子どもと向き合うことが何より大事

・「子どもとしっかり向き合わないと、ゆくゆく変な子に育つ」(24歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)


・「はっきりと向き合うことが大事」(32歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)


・「何度もあることだが、その都度きちんと向き合いたい」(26歳/生保・損保/事務系専門職)


子どもは親の気持ちにとても敏感。
その親がそっぽを向いていたり、自分を見てくれていなかったりすると、ますます駄々をこねる様子がヒートアップします。
どんな手段を取るにせよ、最後にはしっかり子どもと向き合って問題を解決していきたいですね。


公共の場所で“ギャン泣き”している子どもがいると、関係のない大人はただただ見苦しく感じがちですが、自分が親になってみたらそんなこと言っていられなくなることも多いもの。
子どもが騒いでいる現場に遭遇したときにはあたたかい気持ちで見守りつつ、自分が親になったときには、子どもとしっかり向き合っていきたいですね。

(ファナティック)

※『マイナビウーマン』にて2014年4月にWebアンケート。有効回答数234件(22歳〜34歳の働く女性)